本が売れない現代の日本で、どのように売り上げを伸ばしていくか。本屋は四苦八苦しているようです。ただそこで出されるアイディアは、既存の考え方の枠内に収まってしまっています。

もちろん新しい画期的なアイディアというものは、簡単に出てくるものではありません。しかし、アイディアが枯渇することはありませんし、視線を少し変えるだけで見つかることもあるのです。

スペインの例

ここで視線を、海外はスペインに向けたいと思います。スペイン・カタルーニャ地方には「サン・ジョルディの日」という宗教的な祝日があります。この日は4月23日なのですが、たまたまスペインの文豪セルバンテスの命日で、更にかのシェイクスピアの誕生日でもあったため、本屋が本を送る習慣を作り、定着化させることに成功したのです。